ショッピングモールのフォルテワジマ近くに6月16日、県内初となるコワーキングスペース「コンセント」(和歌山市万町、TEL 050-3681-6395)がオープンし、内覧イベントが行われた。運営は同スペース開設のために立ち上げられた企業「Loocal(ルーカル)」。
雑居ビルの一室(約10坪)にフリーアドレスで12席を設け、電源、無線LAN、プリンター、コーヒーマシンなどを備える。関係者だけで2カ月半かけて改装したという。
「家やカフェで仕事をしていて、何だか寂しいなと思ったのがきっかけ。同じように一人で仕事をしている人が集まれる場所があれば楽しいだろうし、互いに協力し合えることもあるのではないかと考えた」と話すのは、社長の小泉博史さん。
コワーキングスペースは、異なる業種の人たちが同じ空間を共有し、仕事する場所。都市部を中心に広がりを見せており、県内では初めての開設となる。この日の内覧イベントには50人以上の関係者や見学者が訪れ、内装や設備を見て回った。
今後の展望について、小泉さんは「インターネットの普及によって、地方都市からも新しいモノやサービスを提供できる時代になった。利用者同士がお互いに刺激し合いながら仕事を広げたり、新しい発想が生まれたりする場所にしたい」と意気込みを語る。
営業時間は9時~22時。利用料は月額=1万1,000円(入会金4,000円)、日額=1,500円。1日利用者の受け付けは、同ビル1階「文具とカフェの店 スイッチ」で行う。火曜定休(月額会員は利用可能、不定休あり)。