和歌山市立「こども科学館」がリニューアル じゃんけんロボ「未来くん」は健在

開館当時からあるじゃんけんロボット「未来くん」(左)とスタンプロボット「みどりちゃん」

開館当時からあるじゃんけんロボット「未来くん」(左)とスタンプロボット「みどりちゃん」

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 和歌山市立「こども科学館」(和歌山市寄合町、TEL 073-432-0002)が3月3日、リニューアルオープンした。

科学教室「9歳までに身につけたい科学 ものの重さをくらべるには」の様子

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 1981(昭和56)年、国際児童年と和歌山市制90周年を記念し、「子どもたちの科学の力を育て情緒豊かで創造的な子どもの育成」を目的に作られた同施設。4階建て施設の各階に「和歌山市の自然」「音と光」「プラネタリウム」などテーマを設ける。

 昨年12月から約3カ月休館し、2階展示室全体を改装。既存の展示物20点の美装化に加え、新たに29点を追加した。風が吹き出る機械を操作しボールをバスケットゴールにシュートする「空気シュート」など、触れたり操作したりして体験できる。

 光、音、電気と磁力、力と運動の4つのコーナーは、パステルカラーを基調に分類。電気と磁力のコーナーでは、小学4年生から中学2年生で習う電気を学習指導要領に沿って体感できる。目に見えない音の振動を紹介する展示物では、周波数を変えると発泡スチロールの粒の動きが変化するのを見ることができ、対象年齢に満たない子どもも興味や関心を持てるよう工夫する。

 2階以外は大きな変更はなく、1階入口近くに開館当時からあるじゃんけんロボット「未来くん」とスタンプロボット「みどりちゃん」は訪れた変わらず子どもたちの注目を集めた。そのほか同館では、15分程度でできる簡単な実験や工作をはじめ、石のペイントや貝の工作、野外での生き物観察など科学的な見方や考え方を深める体験重視のイベントを幅広く企画する。

 同館スタッフの野上聖児さんは「実際に触ったり体験したりすることから科学に関心を持ってほしい。4月から新年度のイベントを開催するので科学を楽しんでほしい」と呼び掛ける。

開館時間は9時30分~16時30分。入館料は、大人=300円、子ども=150円。別途、プラネタリウム観覧は大人300円、子ども150円が必要。月曜休館。

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