和歌山市駅前の喫茶店「エモン」が閉店へ-57年の歴史に幕

50年以上この地で市駅前を見守ってきた

50年以上この地で市駅前を見守ってきた

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 南海電鉄和歌山市駅前の喫茶店「COFFEE エモン」(和歌山市東蔵前丁)が3月30日、閉店する。店舗面積は約30坪で、席数は60席。

終日提供されるモーニングセット

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 オープンは1956(昭和31)年。先代の久保久雄さんが開店し、後を継いだ順一さんが40年以上にわたって経営してきた。

 名物メニューは、営業時間内なら何時でも注文できる「モーニングセット」(530円)。レタスやキュウリ、キャベツ、玉ネギ、トマトのサラダに、目玉焼き、ハム、トースト、パイナップルをワンプレートに盛り付け、割り箸で食べる。コーヒーまたは紅茶付き。

 「この場所で市駅前の変化を見続けてきた。街は劇的に変わったが、今でも通ってくれるお客さんがたくさんいる」と久保さん。「閉店の張り紙を出したところ、『まだまだできるんじゃないか』と励ましの声も頂いた。長い年月の中で皆さんの思い出が詰まっていることをあらためて感じた」と寂しそうに話す。

 営業時間は8時~18時30分。月曜定休。

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