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和歌山城に「スーパーカブ」500台集結 60周年つながりで実現

砂の丸広場に並ぶスーパーカブ

砂の丸広場に並ぶスーパーカブ

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 和歌山城の「砂の丸広場」(和歌山市一番丁)で4月22日、「カブオーナーズミーティング」が開催された。主催は和歌山市。

【写真特集】和歌山城で「カブオーナーズミーティング」

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 同イベントは市のシンボルとして親しまれる和歌山城の歴史を市民に伝える「天守閣再建60周年記念事業」の一環。和歌山城は1945(昭和20)年、第二次世界大戦の和歌山大空襲で一部を除き焼失。1958(昭和33)年に市民の寄付で再建し、今年で60周年を迎えた。ホンダの自動二輪車「スーパーカブ」が同じく60周年を迎えることから、市が共に祝いたいと同社に打診して実現した。

 スーパーカブは1985(昭和60)年からC100シリーズをはじめ世界最多量産のオートバイと輸送用機器の記録を併せ持つ自動二輪車。会場の砂の丸広場には全国からさまざまなスーパーカブ500台以上が集結した。そのほか、カスタムパーツ販売店、飲食店などが出店。来場したカブオーナーが和歌山城の歴史クイズに挑戦するなどして親睦を深めた。

 愛知県から参加した男性は「ツイッターで開催を知り日進市から下道を走って来た。車に積載して来ようかと考えたが、友人と一緒に荷台にキャンプ用品積んで来た。カブで走る道中は楽しかったが体がつらい」と苦笑い。「カブの魅力はボロでも頑丈なこと。日本中にある庶民的なバイク」と笑顔を見せた。

 同市和歌山城整備企画課の村上嘉一郎さんは「カブオーナーの前評判も良く、遠い所は四国からフェリーで駆け付けてくれた。天候にも恵まれ、オーナー同士で和歌山ラーメンを食べに行くなど、観光も楽しんでもらえたようだ。天守閣60周年を記念して、さまざまな催しを開催して和歌山城を盛り上げていきたい」と話す。 

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