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和歌山・由良に地産地消レストラン「ゆらら」 生産者と交流の場に

廃校から譲り受けた机がリメイクされて並ぶ「ゆらら」の店内

廃校から譲り受けた机がリメイクされて並ぶ「ゆらら」の店内

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 和歌山・由良町の白崎海洋公園に、レストラン「ゆらら」(由良町大引、TEL 0738-65-0125)がオープンして2カ月がたった。経営は「マレア・クリエイト」(東京都)。

「特別なシェフはいないが地元女性が丁寧に調理している」という「ゆらら」のビュッフェ

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 同公園クラブハウス内の「デッキカフェ@シラサキ」の跡地にオープンした同店。店内の机や椅子は、2009年統合で廃校になった「旧衣奈中学校」の机や椅子、跳び箱などを修繕し使用する。席数は75席。

 東に山地、西は海に面する同町の立地を生かし、「漁」と「農」を融合した「漁農レストラン」がコンセプト。地元の漁師や農家と連携を取り、使用する食材は町内産を中心に調達。将来的には全食材をまかなうのが目標という。

 メニューは、メイン料理2品にサービスビュッフェ、ソフトドリンクのセットで提供。メインはプレミア和歌山にも認定された「魚政商店」(網代)のしらすを使った「釜揚げしらす丼」と、地元の漁師が取った新鮮な魚を使った「漁師直送刺し身」。サービスビュッフェは「地魚のフライ」や地元野菜を使った天ぷらなど、旬の食材を使った手作り総菜を日替わりで提供する。

 店長の中西剛史さんは「由良は漁業も農業も盛んな土地。その両方を味わってもらえるレストランをオープンできてうれしい。生産者と地元住民、観光客が交流する場所になり、これまでになかった対流や価値観が生まれることに期待している」と話す。「夜はライブや貸し切りパーティーに対応するなど、使い方の幅を広げていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~15時。料金は大人=1500円、小学生=1000円、5歳以上=500円。

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