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和歌山城で「サンタラン」初開催へ 病院で過ごす子どもたちへクリスマスプレゼント

「Osaka Great Santa Run」の様子

「Osaka Great Santa Run」の様子

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 「和歌山サンタラン」が12月9日、和歌山城(和歌山市一番丁)で初開催される。

参加をよびかける実行委員の川崎さんとボランティアスタッフの坂上さん

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 「サンタラン」は参加者がサンタクロースの衣装でコースを歩いたり走ったりするチャリティーイベント。収益の一部を、病気などで入院しクリスマスを自宅で家族と過ごせない子どもたちへのプレゼントに充て届ける。イギリスで始まり、日本では2009年から大阪で「大阪グレート・サンタラン」が開催されている。

 昨年、大阪グレート・サンタランに参加した和歌山大学付属中学校の同窓生らを中心に実行委員を結成した。収益は、和歌山県立医科大学付属病院(紀三井寺)、日本赤十字社和歌山医療センター(小松原4)、和歌山ろうさい病院(木ノ本)、海南医療センター(海南市日方)に入院する約80人の子どもたちへのプレゼント費用にする。

 参加者は当日、西の丸広場に集合し、配られるサンタの衣装サンタ帽子に身を包み、天守閣までの約2キロメートルのコースと車椅子や体力に自信のない人向けの平らなコースを走ったり歩いたりする。歩き終わった参加者は入院する子どもたちに向け、ハート型のメッセージコースターへメッセージを書く。そのほか、ドローンでの撮影、豚汁などの軽食の振る舞い、子どもサンタよさこい、子どもたちによるヒップホップダンス、各病院へプレゼント寄付セレモニー、餅まき、歌手「TONPEI」のライブなどを行う。

 事務局長の川崎さんは「大阪グレート・サンタランのドキュメンタリーで、不安そうな表情を浮かべていた子どもたちが手渡されたプレゼントで笑顔になって遊ぶ姿を見て心を動かされた。入院していると孤独感が強まり、人と距離を取ってしまう。『みんなが君のことを気にしてくれているよ、孤独じゃないよ』という思いをサンタランで届けたい」と意気込む。「子どもたちの力になりたいという優しい気持ちを行動に移せるのがサンタラン。たくさんの人に、子どもたちに優しさを届けるサンタになってほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~14時30分。参加費は、大人=3,000円、中学生以上=2,000円(サンタ衣装・保険・プレゼント費用含む)。チケットはファミリーマートとeプラスなどで販売する。

※「和歌山大学付属小学校」を「和歌山大学付属中学校」に訂正しました。(2018年11月14日0時修正)

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