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和歌山・アドベンチャーワールドにキングチーター 国内5頭の「激レア」チーター

多摩動物公園からやって来たキングチーター

多摩動物公園からやって来たキングチーター

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 多摩動物公園(東京都)からやって来たキングチーターの公開が3月5日、アドベンチャーワールド(西牟婁郡白浜町堅田、TEL 0570-06-4481)で始まった。

背面の黒い帯状の模様が特徴的なキングチーター

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 キングチーターはチーターの変異個体で、特徴は体の黒い斑が大きくつながり背中は帯状になっていること。国内では多摩動物公園や姫路セントラルパーク(兵庫県)、秋吉台自然動物公園サファリランド(山口県)で5頭しか飼育されていない。今回仲間入りしたのは、2011年6月生まれのメスで、繁殖のため動物園や水族館間で動物を貸し借りする「ブリーディングローン」によりやって来た。

 同園では1978(昭和53)年の開園時からチーターの飼育を始め、2006年の最終繁殖までに36産119頭の繁殖飼育に取り組んできた。現在はオス2頭、メス5頭を飼育し、様子を見ながら繁殖に取り組んでいく。

 飼育スタッフの津久井健太さんは「キングチーターはスラッとした体形にきれいな顔つきでスタッフの間でも『べっぴん』と評判。当園にも慣れてきて、ほかの動物に興味を持っている。オスとメスを分けて展示したり行動分析したり、繁殖のために研究を進めているが、キングチーターにはほかのチーターにも目を向けてほしい」と笑う。「チーターは暑さ寒さが苦手なので、春や秋の気候がいいときや、朝や夕方によく動いている姿が見られる。尻尾の模様で見分けることができるので、お気に入りの子を見つけてもらえたら」とも。

 開園時間は、10時~17時(4月27日~5月6日=9時30分~20時30分)。3月の休園日は20日、4月の休園日は9日、10日、17日、24日。入園料は、大人(18歳以上)=4,500円、65歳以上=4,000円、中人(12歳~17歳)=3,500円、小人(4歳~11歳)=2,500円。

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