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和歌山・貴志川にフルーツの自動販売機 桃の販売始まる

「桃の自動販売機」と、よけそ農園・林大輔さん

「桃の自動販売機」と、よけそ農園・林大輔さん

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 わかやま電鉄貴志川線・大池遊園駅近くの農産物直売所の自動販売機で現在、モモが販売されている。

「桃の自動販売機」でモモを販売する様子

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 県道13号沿いの同直売所は、モモやミカンなどを生産する「よけそ農園」(紀の川市貴志川町)が運営する。同園は紀の川市で100年以上前から農業を営み、主にスーパーや通販で販売を行う。農園名は、農園のある地区名「除田(よけだ)」と先祖の名前「惣次郎(そうじろう)」から名付けたという。

 以前は棚に生産物を置くだけの無人販売だったが、盗難被害を防ぐため約5年前にロッカー式に変更した。価格帯は主に100円~500円。収穫したイチジク、ミカン、キウイなどの中から、規格外品や出荷できなかったものを販売する。

 今年は6月3日からモモの早生(わせ)品種「ひめこなつ」の販売を開始。初日に約15セットを補充したが、1日で完売したという。近くに立つのぼりが販売中の目印で、地域の人や通り掛かりの人が購入に訪れる。

 代表の林大輔さんは「モモの出荷がピークを迎える6月半ばから8月上旬は、朝の作業前に補充したものが1時間で完売することもある。糖度にこだわって生産している甘いモモが手頃な価格、小ロットで買えることが人気の秘密かもしれない」と話す。

 モモの販売は8月半ばごろまで。

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