和歌山城近くの商店街・ぶらくり丁で7月26日、子ども向け職業体験イベント「キッズ商店街」が開かれた。主催は、まちなか交流スペース「みんなの学校」(和歌山市米屋町2、TEL 073-460-2028)を運営する「まちづくり連携事業運営委員会」。
毎年、夏休み期間に開かれる同イベントは今年で4回目。和歌山で活躍するアーティストや企業を講師に迎え、職場体験を通じて商店街に親しんでもらうのがねらい。
今回は、19のブースやぬり絵コーナーに3275人が参加。昔から子どもに人気のある警察官・車掌をはじめ、普段触れ合う機会の少ない建築家や介護職員、チョークアートやモールアートの作家など、さまざまな職業コーナーが出展した。また、「ぶらくりきっちん」のシェフ、「フォルテワジマ食品館」の魚屋など、同商店街からの参加もあった。
商店街の中央には、白バイや消防車、宅急便のトラックなどの車両がずらりと並び、子どもたちに制服を着せ、パトロールや集配体験を実施。車掌体験では動く電車が用意され、実際に子どもたちを乗車させて切符を切る作業を再現するなど、本格的な職場体験空間を作り上げた。
運営スタッフの川端和さんは「『ほんまもん』に触れてもらいたい思いで準備を進めた。年々参加者が増えているのでうれしい。ドールハウスや陶芸など、ものづくり系も人気があったようだ」と話す。
5歳の娘にチョークアートを体験させた女性は「幼稚園からもらったチラシで開催を知った。本当の先生にちゃんと習えるのがいいし、私も習いたくなった」と笑顔を見せた。
同体験型イベントは10月26日にも実施予定。ハロウィーンが近いため、仮装を楽しむ企画もあるという。