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和歌山・有田川町で馬場のぼるリトグラフ展「11ぴきのねこ ふくろのなか」

「馬場のぼるリトグラフ展 11ぴきのねこ ふくろのなか」をPRするアレック職員

「馬場のぼるリトグラフ展 11ぴきのねこ ふくろのなか」をPRするアレック職員

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 馬場のぼるリトグラフ展「11ぴきのねこ ふくろのなか」が10月22日から、有田川町地域交流センターALEC内の「ちいさな駅美術館」(有田川町下津野、TEL 0737-52-4730)で開催される。

馬場のぼるさんの「11ぴきのねこ」シリーズ(撮影=宮脇書店和歌山店)

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 馬場のぼるさんは2001(平成13)年に亡くなった漫画家・絵本作家。1967(昭和42)年出版の代表作「11ぴきのねこ」は、「とらねこ大将」率いるネコたちの冒険物語。「11ぴきのねことあほうどり」など、続編6冊や関連作品を含む同シリーズは、第15回産経児童出版文化賞、イタリアの子どもたちが選ぶイタリア・ボローニャ国際児童図書展エルバ賞などを受賞した。

 期間中、1982(昭和57)年出版のシリーズ4作目「11ぴきのねこ ふくろのなか」のリトグラフ原稿を展示する。会場にはフォトスポットを設置するほか、同展を記念したオリジナルコースターを製作、併設カフェでコラボメニューを提供する。23日は、出版社「こぐま社」(東京都文京区)の元編集長・関谷裕子さんがロングセラー絵本をテーマに講演を行う。

 同町教育委員会の門拓夢さんは「リトグラフの展示は珍しい。リトグラフならでは色合いを鑑賞してほしい。絵本も展示するので比較すると面白い」と話す。「講演会では馬場さんのエピソードのほか、絵本業界のことも聞けるので絵本に関心がある人はぜひ参加してほしい」と呼びかける。

 開催時間は12時~16時。月曜休館。11月25日まで。

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