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和歌山・七曲市場に駄菓子居酒屋「神野商店」 大叔母の駄菓子店を継承

駄菓子売り場に立つ、店主の平山さん

駄菓子売り場に立つ、店主の平山さん

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 駄菓子店と居酒屋を合わせた飲食店「神野(こうの)商店」(和歌山市植松丁)が、七曲市場内にオープンして3カ月がたった。

衣に「ベビースターラーメン」を使ったチキンクリスプ

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 店主の平山勝也さんの大叔母が約20年前まで経営していたという駄菓子店の物件を活用した同店。平山さんによると、同物件の壊れたシャッターを修理していたある日、近所の人から「駄菓子店を再開するのか」と声をかけられたことがオープンのきっかけ。駄菓子店で楽しんでいた世代が大人になったこと、自身も酒好きなことから駄菓子店と居酒屋を合わせた形態の店舗にしたという。席数は、カウンター席4席、2人用和室1部屋、3~4人用洋室2部屋。庭や店の前にはベンチ席も用意する。

 駄菓子を使ったメニューは、たこせん、たません、「うまい棒ロール」(以上150円)、「じゃがりこポテトサラダ」「ベビースタークリスピーチキン」「ビッグカツ丼」(以上550円)、「キャベツ太郎のお好み焼き」「玉葱さん太郎チャーハン」(以上500円)など。18時以降はチャージ料500円を付け、店内にある50円以下の駄菓子が食べ放題になる。メニューはこのほか、枝豆(300円)、どて煮(500円)、おでん各種(120円~)など一般的な居酒屋メニューも用意する。

 ドリンクは、ビール(650円)、ハイボール各種、サワー各種(各420円~)、冷酒、焼酎各種(以上550円~)、瓶ラムネ各種(150円)、ソフトドリンク各種(300円~)、メロンクリームソーダ(500円)など。

 平山さんは「午後には学校帰りの子どもが小銭を握りしめて駄菓子を買いに来たり、夜には大人が駄菓子店の思い出に花を咲かせたりと来てくれた人が皆笑顔になってうれしい。駄菓子や駄菓子を使った料理を食べに来てほしい。リクエストがあれば、皆さんの故郷の駄菓子も取り寄せたい」と話す。「七曲市場の店舗が営業している時間帯は、市場内で購入した食品の持ち込みにも対応する。市場全体を楽しんでもらえたら」とも。

 営業時間は10時~23時。火曜定休。

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