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和歌山大付属中の生徒が360度映像製作 修学旅行で訪れた四国を紹介

和歌山大学のデジタルドームシアターで自分たちが製作した映像を鑑賞する付属中学校3年A組の生徒たち

和歌山大学のデジタルドームシアターで自分たちが製作した映像を鑑賞する付属中学校3年A組の生徒たち

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 和歌山大学付属中学校3年生が製作した360度映像「VRでめぐる四国の旅」の上映会が3月16日、和歌山大学デジタルドームシアター(和歌山市栄谷)で行われた。

上映会後に講評を行う山本さん(左)と尾久土教授

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 同映像は、学んだことを成果物にする「プロジェクト型学習」の一環。昨年10月に修学旅行で訪れた四国で撮影した素材を使い、3年生4クラスそれぞれが映像を製作した。国語科の授業として取り組み、表現力や情報の扱いに関する力、協調性、国語力を応用する能力を育んだ。

 生徒は事前に、同大学観光学部の尾久土正己教授やテレビ局映像制作スタッフの山本道雄さんらから、360度映像の特徴やカメラの使い方を学んだ。修学旅行中は吉野川(徳島県)でのラフティングや高知県でのカツオわら焼き体験、香川県でのうどん打ち体験、水族館や美術館見学など各地での体験を360度カメラで撮影。製作では、約2週間かけ、映像を編集した。

 ドームシアターで映像を鑑賞した生徒は「タブレット端末の画面とは違い、迫力があって楽しかった。修学旅行を思い出した」「自分たちの思い出だけでなく、さまざまな体験や施設の魅力の紹介も入れて言葉にするのが難しかった。今までやったことのない授業で楽しかった」などと話す。

 尾久土教授は「皆さんの作った映像を見ていたら、四国に行って、実際に体験したくなった。プロではできないような良い意味でとても自由に編集されていた。皆さんの自由な発想に触れ、映像編集の可能性を感じた」と講評した。「これから皆さんはそれぞれが異なる進路を選び、異なる生活を送るが、しんどい時にはこの動画を見て元気をもらって」とも。

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