和歌山・小雑賀の国体道路沿いに9月3日、うどんとどんぶりの店「飩庵(どんあん) 製麺部」(和歌山市小雑賀、TEL 073-499-4687)がオープンした。店舗面積は約45坪、席数は54席。
県庁前のうどん店「讃岐飩庵」(北土佐丁)で修行した2代目・細尾雅昭さんが「もう少しリーズナブルなお店を」との思いから独立し、同店を開いた。
国産小麦を使ったうどんは自家製麺で、機械ではなく手で延ばしてソフトに仕上げるのがこだわりだ。だしには化学調味料を使わないなど、素材を厳選。できる限り手作りを心掛け、加工品に頼らない仕入れを行っているという。
「安心安全がコンセプト。小さなお子さんを連れて家族皆で食べにきてもらえるよう、素材や店づくりに配慮し、価格帯も低く設定した」(細尾さん)
うどんのメニューは、「ざるうどん」(390円)、「温玉月見うどん」(450円)、「わかめうどん」(510円)、「きつねうどん」(610円)、「かすうどん」(850円)、「鯛ちくわ天ぶっかけうどん」(640円)、「とり天ぶっかけうどん」(810円)、「ピリ辛肉みそうどん」(850円)など。
ご飯物メニューは、「こんこんさん(いなりずし)」「梅おにぎり」(以上150円)「玉子丼」(450円)、「肉みそ丼」(850円)、「天丼」(950円)。おかずで「野菜かき揚げ」(130円)、「とり天」(150円)、「鯛ちくわ天」(200円)なども用意する。
「メニューは全部おすすめ」と言い切る細尾さんは、これからの展望について「街の中の一つの店ではあるが、食べた人が元気になり、和歌山に活気が出れば」と笑顔を見せる。
店を訪れていた30代女性は「県庁前の飩庵とは異なるメニューがあり、価格も安くて良かった。テーブルも広くて明るかったので、次は1歳のめいを連れて来たい」と感想を述べた。
営業時間は11時~15時、17時~21時。駐車場は23台分。