和歌山城・西の丸広場(和歌山市一番丁)で1月29日、紅梅の花が咲き始め、来園者に春の訪れを告げている。
敷地面積20万4500平方メートルの和歌山城公園には、照葉樹の森があるほか、約600本のソメイヨシノ、ツツジ、アジサイ、モミジなど多くの植物が植えられ、四季折々の変化が楽しめる。昨年、同園では紅梅の花は、1月中旬に咲き始め、1月下旬に満開の見頃を迎えた。
西の丸広場の紅梅はほかの梅に先駆けて開花。この日は、鮮やかな紅色の花やつぼみに足を止める来園者の姿が見られた。
和歌山城整備企画課の柳雄介さんは「これから2月中旬にかけて園内の梅が咲き、春の訪れを告げる。冬季は咲く花が少なく、植物がおとなしいため、石垣を見て回るには良い季節。わかやま歴史館では石垣をテーマにした企画展もある。咲き始めた梅の花と合わせて、石垣観賞も楽しんで和歌山城を散策してもらえたら」と話す。