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ワカヤマソウリュウ巡回展 全長6メートルの全身骨格レプリカ公開

ワカヤマソウリュウの全身復元骨格を解説する小原学芸課長

ワカヤマソウリュウの全身復元骨格を解説する小原学芸課長

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 巡回展「復活!!ワカヤマソウリュウ」が2月28日、和歌山県民文化会館(和歌山市小松原1)で始まった。主催は和歌山県立自然博物館(海南市船尾)。

ワカヤマソウリュウの生体復元模型

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 2006(平成18)年に有田川町で発見され、2023年に新属新種となったワカヤマソウリュウ(学名=メガプテリギウス・ワカヤマエンシス)を、多くの人に知ってもらおうと企画した。

 今回の展示に合わせ、実物大の全身復元骨格と生きていた時の姿を復元した生体復元模型を新たに製作。全身復元骨格は全長6メートルで、発掘された化石やほかのモササウルス類の化石を参考に、失われた骨格も復元した。

 ワカヤマソウリュウは、海生爬虫(はちゅう)類のモササウルスの一種。同館学芸課長の小原正顕さんによると、他のモササウルス類と比べ、頭骨より長い前後の脚ひれや両眼視できる前向きの目、背びれの存在の可能性を示す骨格などの特徴があり、ウミガメのように泳ぎ、素早い小魚を捕食していた可能性が高いという。

 小原さんは「立体になったことで、より迫力を感じられるようになった。モササウルス類の中でもユニークな特徴を持つ、とても貴重な化石が和歌山から見つかり、世界からも注目を集めていることを県民の皆さんに知ってもらいたい」と話す。

 開館時間は13時30分~16時。観覧無料。3月9日まで。今月15日からは和歌山県立自然博物館、4月中旬からは有田川町地域交流センター(有田川町下津野)、7月下旬からは南紀熊野ジオパークセンター(串本町潮岬)で開催する。開催情報は県立自然博物館ウェブサイトに掲載する。

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