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熊野御坊南海バスがタッチ決済対応へ 訪日客利用視野に導入

運賃箱のそばに設置されたタッチ決済用の端末

運賃箱のそばに設置されたタッチ決済用の端末

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 熊野御坊南海バス(新宮市徐福2)が2月28日、路線バス全28両と熊野白浜リゾート空港リムジンバスでクレジットカードのタッチ決済に対応した。

新宮市にある熊野御坊南海バス本社(写真提供=熊野御坊南海バス)

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 同社によると、これまで現金とQRコード決済を利用してきたが、訪日客はどちらも不慣れで運賃の支払いに苦戦することが多く、対応が急務だったという。交通系ICも検討し、訪日客がより使いやすいクレジットカードのタッチ決済導入を決めた。

 タッチ決済導入のため、乗車口と降車口に専用の端末を設置。利用客は、タッチ決済対応のクレジットカードやクレジットカードが設定されたスマートフォンなどを、乗車時と降車時に専用端末にタッチする。タッチ決済の利用方法は多言語対応のチラシやポスター、ウェブサイトで周知していく。

 総務部長の藤原隆行さんは「熊野エリアは訪日客の利用により路線バスが好調。運賃の支払い方法が分からない訪日客への対応が課題だった。タッチ決済導入により乗客と運転手の負担が解消できたら」と話す。

 タッチ決済対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardは後日対応予定。

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