
酒造会社「中野BC」(海南市藤白)が5月13日、夏季限定商品の純米吟醸酒「超久クールビズ」の販売を始めた。
「すっきり・爽やか・ゴクゴクと飲める」がコンセプトの同商品。商品開発を主導した同社営業企画室の仲原瑞希さんによると、日本酒の需要が落ちる夏季に食事と合う商品開発に取り組む中で生まれたという。青のガラス瓶に白と青のラベルを採用し、涼を演出する。アルコール度数は15度。通常の純米吟醸酒より辛口に仕上げた。
仲原さんは「近年、注目されている日本酒ハイボール文化に着目し、炭酸割り推奨酒として販売する。最初は、日本酒を炭酸で割ることに驚いたが、試してみるとおいしかった。杜氏と共に酒蔵から新しいスタイルを発信しようと、炭酸割り向きの日本酒を開発した。健康志向が高まり、低アルコールにシフトする流れにもマッチしている。焼き鳥や韓国料理など、幅広い料理と合う。だまされたと思って一度、炭酸割りを試してほしい」と話す。
価格は1.8リットル=3,960円、720ミリリットル=1,980円。直売店「長久庵」やオンラインショップ、スーパーマーケット「オークワ」「マツゲン」などで販売する。