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和歌山のギャラリーで金川晋吾さん写真展 動画上映とトークイベントも

写真集「祈り/長崎」(左)と「明るくていい部屋」を手にする金川さん(画像提供=金川晋吾さん)

写真集「祈り/長崎」(左)と「明るくていい部屋」を手にする金川さん(画像提供=金川晋吾さん)

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 写真家・金川晋吾さんの写真展「祈り/長崎と明るくていい部屋」が6月18日、南海電鉄和歌山市駅近くのギャラリー「かまどの下の灰までgallery(ギャラリー)」(和歌山市元博労町)で始まる。

写真集「祈り/長崎」(左)と「明るくていい部屋」

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 2024年に発表した2つの作品群から選出した写真を1階と2階に分けて紹介する同展。1階は「祈り/長崎」から13点、2階は「明るくていい部屋」から18点を展示する。

 6月21日は、金川さんが参加する2つのトークイベントを行う。ミニシアター「シネマ203」(中ノ店北ノ丁)では、金川さんが撮影した動画を題材にしたトークイベント(13時~15時30分、入場=1,200円)を行う。同ギャラリーでは同日、ギャラリートーク「明るくていい部屋トーク」(16時~17時、入場=300円)を行う。

 京都出身の金川さんは1981(昭和56)年生まれの写真家。2010(平成22)年、第12回三木淳賞、2018(平成30)年さがみはら写真新人奨励賞、2024年第40回写真の町東川賞新人作家賞などを受賞。現在は東京を拠点に作品を発表する。

 「祈り/長崎」は、2015(平成27)年から平和祈念像や平和公園、長崎の街で目にしたマリア像やキリスト像、キリスト教信仰に関わる人たち、関連する建築物、場所などが中心に自身のポートレートを加える。

 「明るくていい部屋」は、2019年から現在まで、金川さんがアーティストの百瀬文さん、斎藤玲児さん、森山泰地さんたちとの共同生活を記録した作品。4人で暮らす様子やその過程で自分に起きた変化を記録した。

 金川さんは「ここ10年ほどの取り組みがまとまった2作品なので、会場で作品を見てほしい。信仰、長崎、原爆について、戦争と芸術の関係について、生活とパートナーシップについて、性についてなど、皆さんと対話したい。写真は言葉を生み出すものであり、そこから対話が生まれてくるためにあるものだと思う。たくさんの人に会いたい」と話す。

 開廊時間は14時~20時(最終日は18時まで)、月曜・火曜休業。入場=300円。6月29日まで。

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