
「あじさい祭り」が6月15日、救馬溪観音(すくまだにかんのん)(上富田町生馬)の「あじさい曼荼羅(まんだら)園」で行われた。
2000坪に約120種1万株のアジサイが植わる同園。毎年、アジサイの開花時期のみ開園する。今年の開園期間は5月31日から7月10日まで(10時~16時、要入園料)。開園中は同祭りのほか、演奏会や踊りの披露などさまざまなイベントを予定する。
同祭りは、僧侶らが園内の徳得不動像と6つのつじにまつられた地蔵を巡り、無病息災、二世安楽(現世と来世が安楽であること)を祈願する。それぞれのつじには人生の岐路にちなみ「いざない」「あずまや」「太古」「出会い」「さわ」「見返り」などの名が付けられる。
当日は続々と人が訪れ、開園と同時に僧侶らとそれぞれのつじを回り、地蔵に無病息災や安全を祈願した。
森本晄正副住職は「あじさい曼荼羅園は、植栽を含め、たくさんの人の協力で成り立っている。無病息災、安全を祈願して今後も継続していきたい」と話す。「アジサイは七分咲きほど。これから満開を迎えるので訪れてほしい」とも。