
ものづくり体験イベント「CRAFTSMAN(クラフトマン)」が10月11日・12日、海南ノビノス(海南市日方)近くで開催される。
2024年に開催した「クラフトマン」のワークショップの様子(画像提供=CRAFTSMAN実行委員会)
「衣・食・住」に関わる職人たちの技術やものづくりの楽しさを次世代に伝えることを目的に、2022年から始まった同イベントは今年で4年目。昨年は約6500人が来場した。
当日は、キッチンカーなどの飲食店、物販店など約90店が出店。体験コーナーでは、イベントを主催する職人が講師を務める木工・左官・溶接などのワークショップ、「KAINAN BLUE HANDS PROJECT」の藍染め、「西村養蜂場」(大野中)の蜜蝋キャンドル作り、シルクスクリーンなど約10のワークショップを開く。そのほか、スケートボードのランプやストリートバスケットエリアの設置、特設ステージでのトークや音楽イベントがある。
飲食店は「日方珈琲焙煎所」「北島かしわ店」(日方)、「UDONひらおか」(下津町丁)、「中西農園」(大野中)、「ORENO BURGER STAND」(和歌山市十二番丁)などが出店。物販店は雑貨店「TSUGi -made & select-」(山吹丁)、「WOODYS」(梶取)、「渦川農園」(紀の川市松井)など。そのほか、地元酒造が酒を販売する。
特設ステージではダンスやライブ、海南市内の酒造会社3社の杜氏(とうじ)によるトークセッション、塗装職人と子どもたちがステージをペンキで塗る企画などを行う。
イベントに使う出店ブースは、和歌山工業高校(和歌山市西浜3)の生徒が設計から職人たちと一緒に製作に参加。同実行委員会によると、過去に参加した卒業生がボランティアスタッフとして手伝いに来たり、イベントでの出会いをきっかけに職人の見習いとして雇用につながったりするケースもあるという。
実行委員長の村田隼介さんは「自分たちも楽しみながら、子どもと大人が1日中楽しめる場を作る。イベントの認知度も徐々に上がり、楽しみにしてくれている人も増えてきた。自分たちの暮らす地域にさまざまな職人がいることを知り、興味を持つきっかけになれば。人づくり、職人づくり、ものづくりを地域づくりにつなげていきたい」と話す。
開催時間は、11日=12時~20時、12日=11時~20時。入場無料。