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御坊・小竹八幡神社で「御坊祭」 氏子組9組が芸能奉納

屋台の差し上げの様子

屋台の差し上げの様子

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 小竹八幡神社(御坊市薗)の秋季例大祭「御坊祭」が10月4・5日に開催された。

屋台を同時に差し上げる様子

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 同祭りは、「人を見たけりゃ御坊祭」とうたわれる日高地方最大の祭り。毎年10月4日の宵宮、5日の本祭の2日間、開催する。同地域の氏子組10組のうち9組が、太鼓と子どもを乗せた「四つ太鼓」と呼ばれる屋台を担いで練り歩くほか、踊りや獅子舞などの芸能奉納を行う。

 5日は雨の降る中、神社前で氏子組が花をあしらった笠と色鮮やかな衣装で舞う「けほん踊り」・雀踊りなどを奉納した。奉納演芸後には雨が上がり、宮入りが始まった。宮入り直前には、雨にぬれて重くなった各組ののぼりを男たちが力強く持ち上げると、見物人から大きな歓声が上がった。各組の屋台が鳥居前まで来ると「サイテクリョー」の掛け声と共にそれぞれの屋台を担ぎ上げる「差し上げ」が行われた。祭り関係者によると、屋台は500キロ以上あり、最大1トン近い屋台があるという。各組が獅子舞の奉納演芸を行った。祭りを締めくくる宮入りは14時過ぎから始まり、9組の氏子組が宮入りする夜まで行われた。

 当日は多くの露店が並び、たくさんの見物客が訪れ、日が暮れる頃には人だかりができ、氏子組の屋台が見えなくなるほどのにぎわいを見せた。

 氏子組に参加した同地域在住の40代男性は「子供のころから祭りに関わり、屋台の差し上げも行っていた。若いころは祭りを盛り上げ、楽しむだけだった。今は裏方として務めがあり、祭りが無事に執り行われるよう、気を引き締めて関わっている」と話す。

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