音楽イベント「第2回和歌山THE BEATLES STREET（ビートルズストリート）」が11月1日・2日、JR和歌山駅前の地下広場「わかちか広場」で開催される。

2024年9月21日・22日に開催された「第1回和歌山ビートルズストリート」の様子

　「全ての人にビートルズの音楽を」をコンセプトに、ビートルズのカバーバンドがライブを展開する同イベント。2013（平成25）年に大阪で始まった。現在は、広島県、岡山県、石川県などで開催されている。和歌山開催は昨年9月に続き2回目。

　当日は、事前審査を通過したバンドが出演するメインステージに18組、抽選で出演者を決めるアコースティックステージに8組が出演する。実行委員会によると、アコースティックステージには募集8枠に対し20組の応募があったという。昨年は2日間で延べ約1000人が来場し、用意したプログラム冊子500部が初日の午前中になくなる人気ぶりを見せた。

　メインステージ出演バンドの持ち時間は各30分。ほかの開催地より10分長い。ステージ転換の時間にアコースティックステージ出演者が演奏を行い、音楽が途切れないよう工夫する。

　実行委員長の吉田正文さんは「昨年、最終日のあいさつに立った際、感動のあまり泣いている観客の姿がステージから見えた。『昔を思い出した』『ぜひまたやってほしい』など応援の声をいただき、今年も開催を決めた。地元や泉州地域からの応募が増えたのがうれしい」と話す。「自分自身も阪神・淡路大震災で疲弊していた時に、ビートルズバンドの生演奏に力づけられた。昨年は、通りがかった高校生が『Hey Jude』のコーラスを歌ってくれた。世代を超えて楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。

　開催時間は12時～18時。観覧無料。