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紀の川市が町合併20周年記念クラフトビール販売 地元産果物9種使う

紀の川市産の9種の果物を使った「紀の川フルーツミックスエール」をアピールする紀の川市職員

紀の川市産の9種の果物を使った「紀の川フルーツミックスエール」をアピールする紀の川市職員

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 紀の川市が11月7日、同市産の9種類の果物を使ったクラフトビール「紀の川フルーツミックスエール」の販売を始める。

紀の川市内の店頭で販売準備が進められる「紀の川フルーツミックスエール」

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 打田町、貴志川町、粉河町、那賀町、桃山町の5町が2005(平成17)年11月に合併して誕生した同市。合併20周年を記念し、同市がビールの製造販売を企画した。

 ビールに使う果物は、ミカン、ハッサク、モモ、柿、キウイフルーツ、イチジク、イチゴ、ブドウ、ブルーベリーの9種類。昨年から1年間かけて、旬の時期に取れた果物の規格外品を原料として集め、同市と特産品相互取扱協定を結ぶ大阪府泉佐野市のクラフトビール醸造所「泉佐野ブルーイング」が醸造した。製造本数は2500本。

 ラベルデザインは同市出身デザイナーで、「紀の川ももエール」や「紀の川はっさくエール」のデザインを行った岩田直樹さんが担当。岩田さんが考案した3案から市民の投票で選ばれた。

 同市商工労働課の岩橋勧さんは「以前から関係者と『たくさんのフルーツを使ったビールを造ってみたい』と話をしていた。何度も試行錯誤しながらも、いろいろな果物の味が余韻に残る仕上がりになった。どんな味がするか楽しみにしてもらいたい」と話す。「20周年にふさわしい、ほかにあまりない商品になった。原材料集めなど大変で、おそらく2度と作れない幻の逸品なので、年末年始に家族や友人と飲んだり、手土産にしたりしてもらえれば」とも。

 価格は330ミリリットル入り=650円。紀の川市内の酒販店のほか産直市場、道の駅で販売する。

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