和歌山県と「ファミリーマート」がタイアップしたパンや弁当など4商品の販売が11月11日、近畿2府4県と一部三重県のファミリーマート店舗で始まった。
商品パッケージにプリントされた和歌山県PRキャラクター「きいちゃん」
11月22日の和歌山県「ふるさと誕生日」を記念する取り組みの一環。期間中、県産食材を使った2商品と県内事業者が監修した2商品の合計4商品をファミリーマート約2600店舗で販売する。
商品は、白いパン生地にミカン果汁入りクリームを練り込んだ「ふんわりもっちパン(みかん)和歌山県産みかんのクリーム使用」(165円)、「和歌山県産しらすと梅のお弁当」(390円)、豚骨スープに2種のしょうゆを合わせラーメン店「井出商店」(和歌山市田中町4)の味を再現した同店監修の「和歌山中華そば」(578円)、1854(安政元)年創業の日本茶葉店「玉林園」(出島)監修の「抹茶クリームシュー(グリーンソフト風味)」(149円)。
和歌山県とファミリーマートは2010(平成22)年に包括的連携協定を締結し、オリジナル商品の開発と販売を行っている。これまで延べ25商品を送り出した。県は、タイアップによる商品作りを通じて、県産食材を広くPRし、イメージアップとファン獲得を目指す。
県食品流通課の木村夏純さんは「産地の魅力を伝え、食材などを提案し、商品開発に協力している。今回は、梅としらすなど、地元の定番の組み合わせを生かしたおいしい商品になった。手軽に県産食材やご当地グルメを味わえる機会。たくさんの人に魅力を知ってもらい、観光や県産品購入などのきっかけになれば」と話す。
販売は12月8日まで。