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田辺市出身の俳優・小西博之さんが「和歌山県観光大使」就任

委嘱状とたすきを受け取った小西博之さん(左)と宮崎泉和歌山県知事

委嘱状とたすきを受け取った小西博之さん(左)と宮崎泉和歌山県知事

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 田辺市中辺路町出身の俳優・小西博之さんが12月1日、「和歌山県観光大使」に就任した。

笑顔で話す小西博之さん(左)と宮崎泉和歌山県知事

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 小西さんは2012(平成24)年から「和歌山県ふるさと大使」として活動。県の制度改正に伴い名称が「和歌山県観光大使」に統一されたことから、改めて委嘱式が行われた。県は観光大使の委嘱を通じ、自然、歴史、文化、食などの魅力を県内外にPRし、観光客の誘致につなげる狙い。

 「コニタン」の愛称で知られる小西さんは、旧県立田辺商業高校(現・県立神島高校)の野球部で活躍後、中京大学に進学。大学卒業後、NHK「中学生日記」の体育教師役でデビューし、バラエティー番組「欽ちゃんの週刊欽曜日」のレギュラーとして活躍した。2004(平成16)年にステージ4の腎臓がんで手術を受けた経験から、闘病体験や命の大切さを伝える講演活動も行う。現在は3カ月に1回程度和歌山に帰省し、各地で活動している。

 当日は知事室で宮崎泉和歌山県知事が小西さんに委嘱状とたすきを贈呈した。受け取った小西さんは「和歌山県だけでなく紀伊半島全体を活性化してほしい。奈良県・三重県の知事や観光大使などとも手を組んで、聖地として発信してもらえたら」と宮崎知事に要望を伝えた。

 「任命されてうれしい。大使として活動できることに地元に対して恩義を感じる。まずは自分が県内のさまざまなところに行き、動画配信サイトなどで発信していきたい」と小西さん。「熊野古道が示すように、和歌山南部へは大阪や奈良、名古屋から通じる道がたくさんある。山道や海沿いの道などさまざまなルートで道中も楽しんでほしい」と話す。

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