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紀美野に絵本カフェ「きみとぴあ」 蔵書1300冊、手作りマフィン提供

絵本カフェ「きみとぴあ」のオーナー高橋生馬さん

絵本カフェ「きみとぴあ」のオーナー高橋生馬さん

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 絵本カフェ「きみとぴあ」(紀美野町福井)が11月21日、紀美野町から生石高原に向かう和歌山県道180号「野上清水線」近くにオープンした。

絵本カフェ「きみとぴあ」の店主・高橋さんの父が制作したカップを使うマフィンセット

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 店主の高橋生馬さんが住む古民家の離れを改装した同店舗。絵本や児童書を中心に約1300冊の本を並べる。窓から里山の風景が望める店内には、町内在住の木工作家が制作した本棚やテーブルを置く。陶器は全て、高橋さんの父が手がけた物。店名は「紀美野」と「ユートピア(理想郷)」を掛け合わせて付けた。席数はカウンター席=4席、テーブル席=8席。

 高橋さんは兵庫や新潟、京都などでの暮らしを経て2023年12月に紀美野町へ移住。さまざまな飲食店での調理経験を生かして同店をオープンした。

 メニューは、小麦粉に新潟の米粉と和歌山の米油を加えて焼いたマフィンを日替わりで7、8種提供。プレーン(170円)のほか、チョコバナナ(250円)、さつまいもメープル(200円)、ブルーベリーとクリームチーズ(260円)など。テイクアウトにも対応する。ドリンクはホットコーヒー(440円)、ゆず蜂蜜ティー(550円)のほか、マフィンとドリンクのセット(マフィン1個=600円、2個=850円、3個=1,100円)。

 高橋さんは「移住後、陶芸家の父が自宅の一角に工房を開いたところ、近所の人たちが立ち寄り、おしゃべりしていくようになった。いっそ、離れをさまざまな人が立ち寄れるサロンにしようかと考え、絵本カフェに行き着いた。子どもの頃に読んでいた絵本『マフィンおばさんのぱんや』を思い出し、マフィンを出すことにした」と話す。「多様な解釈ができる絵本は、大人になっても戻れる夢の世界。さまざまな世代の人が気軽に立ち寄り、心のバランスを取ることのできる居場所にできたら」とも。

 土曜・日曜のみ営業。営業時間は10時~16時。

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