日本赤十字社和歌山医療センター近くに3月29日、カフェ「ヒコタロウ」(和歌山市金龍寺丁、TEL 080-3854-0326)がオープンした。
店舗面積は約10坪。席数は15席。店主の亀田ももさんの両親は七曲市場(東長町)で「西村天ぷら店」を営んでおり、「実家の味を残していきたい」との思いから開店に至ったという。店名は市場で開業した曽祖父(そうそふ)の名前から付けた。
「ジャンルは、和風のカフェと定食屋の間くらい。天ぷらをより気軽に食べてもらうためカフェ業態にした。ボリュームのあるランチを楽しんでほしい」と亀田さん。「ソファ席も取り入れ、落ち着いた空間に仕上げている」とも。 路地にある一軒家をリノベーションした店舗は、昔ながらのたたずまいに合わせ、家具や食器も手作りしたという。
ランチタイムメニューの「日替わりランチ」(850円)は、主菜、副菜、ご飯をそれぞれ数種類ずつ用意し、自分で好きなものを選べる。主菜は「天ぷら盛り合わせ」「お造り」「本日の肉料理」の中から1つ、副菜は「エスニックごまニンジン」「ナスとピーマンのみそ炒め」「みつば香るもやしとささみのサラダ」「タケノコとふきの炊(た)いたん」などから3つ、ご飯は「土鍋炊き白ごはん」か「炊き込みごはん」から選べる。
カフェメニューは、5つの産地から選べる「ホットコーヒー」(400円)のほか、「ホットティー」(300円)、「ハーブティー」(350円)、3種類のケーキから2つが選べる「ケーキプレート」(500円)も用意する。特にコーヒーは「いりたてひきたて」にこだわり、生豆から手作業で焙煎(ばいせん)しているという。
亀田さんは「選ぶ楽しみと共に、心と体にやさしい料理を提供していきたい」とほほ笑む。
営業時間は、11時~18時。水曜定休。