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和歌山・日高川町で「ハーブあじさい祭り」 地元産ハーブティーでもてなしも

約3000本が咲き誇るアジサイロード

約3000本が咲き誇るアジサイロード

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 日高川沿いの中津温泉「あやめの湯 鳴滝」(日高川町高津尾、TEL 0738-54-0488)で6月21日、「美しの里・日高川まつり ~ハーブ・あじさいまつり~」が開催される。主催は「ハーブの会日高川」と「中木区美しの里づくり会」。

オープンガーデンで披露される加藤邸の庭園

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 同川は和歌山県最高峰の竜神岳から御坊市、田辺市、日高町、美浜町、日高川町、奈良県十津川村を流れる。2級河川としては日本最長の115キロに及ぶ。

 会場となる中津温泉は山間を流れるこの川沿いに位置し、周辺にはゴルフ場やキャンプ場などのレジャー施設もある。敷地内に植えられた約3000株のアジサイが見頃を迎えるこの時期に開く同イベントは今年で4回目。

 餅つき大会や地元産ホロホロ鳥を使ったおにぎりの販売、ウッドバーニング、コケ玉作り、バルーンアート体験で会場を盛り上げる。アジサイロードに加え、併設のハーブ園も自由に散策できる。

 ハーブの会日高川の加藤友昭さんは「ハーブ園には風よけに茶の木を植えた。この茶葉から作った紅茶で日高川町産のオリジナルハーブティーを入れて来場者をもてなしたい」と意気込む。

 2006年に同町が造園した同園。開園後3年ほどで事業が終了し予算がなくなったが、加藤さんら地元有志が集まり同会を結成して整備を継続している。現在のメンバーは15人ほど。加藤さんは「実は私も堺市からのIターン。会のメンバーは移住者が多く、ハーブの世話も楽しんでいる」と笑顔を見せる。

 イベントの一環としてオープンガーデンも行う。加藤さんの妻の茂登子さん自慢の庭はテレビ番組で紹介されたほか、「全国花のまちづくりコンクール」でも最優秀賞を受けている。

 同町役場の原有紀さんは「『あやめの湯 鳴滝』の入湯料が半額になる券の進呈もあるので温泉を楽しんでほしい。近くにある道の駅『SanPin中津』にもお立ち寄りいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は9時30分~16時。

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