JR和歌山駅近くのみその商店街に6月6日、焼き肉店「肉小屋フィーバー たむ兄」(和歌山市美園、TEL 050-5786-8792)がオープンした。店舗面積は約5坪で、席数はカウンター10席、テーブル4席の計14席。
全メニューが一枚ずつ注文できるスタイルの「肉小屋フィーバー たむ兄」
経営者の田村浩二さんは県内で「かき小屋フィーバー」を2店舗展開する。焼き肉メーンの同業態は初めて。「精肉店で働いていた友人が独立すると聞いたのが開業のきっかけ」と振り返る。
同店は肉を一切れから注文できるシステムを導入。A4・A5ランクの和牛から希少部位まで、提供されるメニューは約25種類。「赤セン」(40円)、「ハラミ」(130円)、「タン元」(100円)などが人気という。そのほか、「和牛A5 ロース」「和牛A5 ハラミ」(以上300円)、「和牛A5特選 カルビ」(250円)、「牛カッパ」(150円)、「ミノ」(110円)、「ハツ」「タン先」(以上100円)、「トロテッチャン」(80円)など。
ドリンクメニューは「生ビール」(450円)、「チューハイ」(380円)、「ハイボール」「グラスワイン」(以上400円)、「ソフトドリンク」(300円)など。
注文の傾向について、店長の兵藤和幸さんは「全てのメニューを頼んでも約3,000円。最初はいろいろな部位を1枚ずつ食べ、次の来店からは好みに合ったものだけ食べる人が多いようだ」と話す。客単価は約3,000円。
偶然見つけて友人と来店したという30代女性は「いろいろな部位が食べられて楽しいし、A5ランクの肉も一枚なら気軽に注文できるからありがたい」と話し、「隣の人や店長との距離感もよくて、会話しやすい。一人でも来たい」と笑顔を見せた。
オープン後の反応について、兵藤店長は「思っていたより商店街の人通りは多く、偶然見つけた一人客が立ち寄ってくれてうれしい。お客さんとの会話も楽しみたいので、気楽に寄ってほしい」と呼び掛ける。
営業時間は15時~22時。日曜定休。