和歌山城(和歌山市一番丁)で8月29日・30日、回遊型3Dプロジェクションマッピング「光の回廊~ヒカリのコリドール~」が上映される。
和歌山城の回遊型3Dプロジェクションマッピングスポット「一の橋の樟樹」
今年9月に開催される「紀の国わかやま国体・大会直前イベント」の一環。市の担当者は「国体時期は県外から多くの人が訪れる。その前に地域住民の皆さまに自分たちの街をあらためて知っていただき、これまでの街の歴史を振り返ってもらおうと企画した」と話す。
投影には和歌山城内4カ所の石垣を活用する。「砂の丸広場」から「一の橋の樟樹付近」まで和歌山城を巡るルートが設定され、歩きながら楽しめる。このような複数の投影スポットのある「回遊型」プロジェクションマッピングは、日本初の試みだという。
プロジェクターとレーザー光を組み合わせた手法を用い、石垣それぞれの高さや積み方の特徴に合わせて制作された映像を投影する。和歌山オールロケで撮影された紀の川や海のほか、44年前の黒潮国体時の映像も盛り込む。「昼とは雰囲気の変わる夜の和歌山城と、壮大な映像のコラボレーションを楽しんでほしい」と担当者。「映像を見ることで和歌山市の環境や文化的側面、歴史を再認識するきっかけになれば」とも。
29日には、和歌山市内の飲食店が国体をテーマにしたオリジナルメニューなどを販売する「グルメガーデン」(16時30分~)、和歌山市炬火集火式(18時~)を行う。
開催時間は19時20分~21時30分。