南海和歌山市駅近くの旧ドコモショップビル(和歌山市西蔵前)で12月29日、日本酒を楽しむイベント「日本酒バー水辺座の初まりの始まり。」が開かれる。
今年11月に開かれた「第3回リノベーションスクール和歌山」で同物件を担当したグループが企画した。グループ代表の武内淳さんは「市堀川は和歌山城の外堀の名残。普段は町の裏側に隠れて見えないが、地元の人が気付かない隠れた魅力の一つだ」と話す。
酒造「世界一統」(湊紺屋町1)が同物件の対岸に位置することから、日本酒を楽しむ水辺をテーマに据えた。イベント名は、新しい街づくり「水辺座」に取り組むことから、「初まり(初めての新しい試み)の始まり(スタート)」になったという。
当日は、移動式バーカウンター「酒車」を作るワークショップや、日本酒の魅力をについて語るトークショーを開催。最後は、「鴨のクレソン鍋」と当日搾った日本酒「純米吟醸 南方」を楽しむ囲む「はじまりのうたげ」で締めくくる。トークショーのゲストは「世界一統」の南方雅博さん、ワインショップ「Biancorosso(ビアンコロッソ)」 (岡山丁)の仙石恭子さん。
今後の展望について、武内さんは「来春には日本酒バー『水辺座』をオープンして、街の隠れた魅力を発信していく。リノベーション事業には今後も着手して、和歌山を楽しい街にしたい」と意気込む。
開催時間は、ワークショップ=13時~18時。トークセッション=19時~20時、参加費1,000円(ワンドリンク付き)。「はじまりのうたげ」は20時15分~22時、参加費3,000円。先着30人。