和歌山県みなべ町の「岩代大梅林(いわしろだいばいりん)」(日高郡みなべ町西岩代)が2月6日、開園した。運営は地元梅農家でつくる岩代大梅林観梅協会。
「パンダのついでで、いいんです」をキャッチフレーズにするポスター(JR和歌山駅)
南高梅の産地として知られる同町。岩代大梅林は、同協会に所属する梅農家の敷地など合わせて約30ヘクタールに約2万本の梅を植えている。開花時期には、毎年県内外から約6000人が訪れるという。
同梅林の徒歩コースは、梅農園の敷地内に設置した休憩所で梅が観覧できるほか、売店やイベントスペースも用意。車コースでは、の車道から梅林の風景を楽しむことができる。開園初日は花は五分咲きで、同協会によると見頃は13日から21日頃という。
「パンダのついでで、いいんです」と控えめなキャッチフレーズと、パンダと梅の花をモチーフにしたイラストが添えられた同梅林のポスターは、同協会のメンバーがアイデアを出し合って作成した。同協会の大江真範さんは「今年のポスターは好評で、手応えを感じている」と話す。
大阪から来園した女性は「南部梅林には行ったことがあるが、岩代大梅林には初めて来た。山の中で落ち着いた雰囲気の中でリラックスできた」と笑顔を見せていた。
入園料は、高校生以上=250円、3歳~中学生=100円。3月6日まで。