和歌山市駅近くのギャラリー&カフェ「Onomachi α(オノマチアルファ)」(和歌山市小野町、TEL 073-425-1087)が1月13日、営業を終了する。
「Onomachi α」の外観。登録有形文化財にも指定されているネオ・ルネサンス様式の建築
同店は2006年4月、「小野町デパート」としてオープン。2011年に現在の名称に変更した。登録有形文化財に指定されている1927(昭和2)年建築の洋館を活用したギャラリー&カフェとして、展覧会や音楽ライブなどを行ってきた。
「コーヒーカップ一つにしても、器によって味の感じ方が変わる。日常の一瞬一瞬が豊かになるようなものをセレクトしてきた」と振り返るのは、店主の別所葉子さん。
閉店を前に、1月5日より最終イベント「おのまちあるふぁセレクト 絵画バザール」を開催している。「岡本太郎や奈良美智、草間彌生、シャガールなどの有名作家だけでなく、エネルギーが感じられる絵画を広くセレクトした。衣食住と一緒にあるものとして、お気に入りの絵を見つけてほしい」と来店を呼び掛ける。
別所さんは今後、場所を変えて活動を続けるという。「これまでに関わった作家さんとのつながりを生かして、ギャラリーをコーディネートしていきたい。春には別の展覧会も予定している」
営業時間は12時~18時。