ミカンの産地として知られる有田市の糸我地区で5月8日、ウオーキングイベント「みかんの花街道ウォーク」が開催された。主催は「有田みかんの里づくり協議会」。
同イベントは今年で15回目。ミカンの開花時期に合わせて開催され、ミカン園地周辺のコース約10キロを歩く。今年のコースは「ふるさとの川総合公園」(宮原町)を出発し、熊野古道を歩いて昨年国指定史跡の指定を受けた「糸我峠」を経由、日本最古の稲荷神社である「糸我稲荷神社」の本宮までを散策し、スタート地点に戻る。
今年の参加者は208人。150人以上が市外から参加した。開会式で望月良男市長が「今年はミカンの開花が早く、1週間前から咲き始めた。ミカンの花の香りは心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるので、香りも楽しんでほしい。ミカン農家の皆さんにもスタッフとして一緒に歩いてもらうので、ミカン作りについて専門的な話も聞いて思い出深い一日になれば」とあいさつした。
家族で参加した有田市在住の男性は「近くに住んでいるが、『連休に何かに挑戦したい』と言う娘に誘われ一緒に歩くことにした。いい天気に恵まれて良かった」と笑顔を見せた。