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「和歌山マリーナシティ」でサーカス公演 強風でテント破損も近隣ホールで再開へ

ホールに移設されたサーカスのステージ

ホールに移設されたサーカスのステージ

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 和歌山マリーナシティ(和歌山市毛見)内のアドベンチャーホールで5月14日、公演を一時中止していた「ハッピードリームサーカス和歌山公演」が再開した。主催は和歌山放送事業センター(和歌山市湊本町3)、企画制作はドリームサーカス(大阪府大阪市)。

オープニングであいさつするサーカスのキャスト

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 今年3月11日から、和歌山マリーナシティ駐車場に設営した約700席のテント特設会場で始まった同公演。延べ3万人以上が来場している。5月11日、強風によってテントの支柱が倒れる事故が発生し、テントが破損。気象庁の発表によればこの日、友ヶ島(加太)では風速35メートルの記録的暴風だった。

 同サーカスは12日・13日に予定していた公演を中止。「ドリームサーカス」会長の真枝功一さんは「安全性を考慮し、公演はいったん中止した。楽しみにしていたお客さまにおわびしたい。スタッフの計測では風速40メートルでテントが破損し、即座の再建は難しかった。再度設営するには行政への届け出も必要になり、とても間に合わない状況だった」と話す。

 和歌山マリーナシティでは800席のホールを会場として提供することを決定した。15日はヒーローショーの最終公演のためサーカスは休演したが、以降の公演は当初の予定通り行うという。

 同施設の堀内孝治さんは「サーカスを楽しみにしているお客さまのために、急きょホールの貸し出しを提案した。アドベンチャーホールなら冷暖房完備で快適に鑑賞できる。音響や照明スタッフもお手伝いして最高のショーをお届けしたい」と意気込む。

 真枝さんは「当サーカスはメキシコ、アルゼンチンなど、中南米を中心に約10カ国から多彩なキャストを集めた。三連の大車輪は日本で唯一の公演。幸いけが人も出ず、ステージの広さも十分で演目の変更もない。100%のパフォーマンスをお見せしたい。追加公演も決定したのでぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 チケットは、自由席=大人2,500円(前売り2,200円)、子ども1,500円(1,200円)。指定席券=S席500円、SS席1,000円、BOX席=1,500円ほか。

 水曜休演。6月5日まで。

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