和歌山市の中心に位置する商店街、ぶらくり丁にある「えり弥呉服店」(和歌山市本町1、TEL 073-422-3571)が1月31日、現店舗での営業を終了・移転する。経営は「えり弥」。
店主の日茂由萬(ひもよしかず)さんによると、移転予定地は本町5丁目にある日茂さんの自宅1階部分。今後改装工事を行い、春には営業を再開する見通しだという。
正確な記録は残っていないが、同店には1908(明治41)年の年賀状が残されているため、100年以上の歴史を誇ると見られる。日茂さんが家業を継いだのは1990年。2013年には「きものゼミ」というイベントを開催し、日本文化と伝統技術を伝える活動にも取り組んできた。
「本物の着物を提供することを心掛けている。仕立ては京都の職人に依頼し全て手仕事で行っている」と日茂さん。「現代のTPOに合わせた着こなしや着付けなども提案している。移転後は予約制にして、これまでと変わらないサービスとこだわりの品を提供していきたい」とも。
現在、最終営業日まで在庫商品全品半額セールを行っている。
営業時間は11時~19時。火曜定休。