食べる

和歌山・美園町の「Caravan's cafe」移転 店主の古巣・SWC 別棟跡に

店主の生馬悟さん

店主の生馬悟さん

  • 0

  •  

 JR和歌山駅エリア・大新公園近くに7月1日、カフェバー「Caravan's cafe(キャラバンズカフェ)」(和歌山市北ノ新地中六軒丁)が移転オープンした。

和歌山産「あら川のモモ」を使ったカクテル

[広告]

 店主の生馬悟さんは和歌山市出身の32歳。フルーツバー「SouthWest Cafe(サウスウエストカフェ)」(北野新地中六軒丁)に5年間勤務し、2013年6月に独立。JR和歌山駅近くの美園町に同カフェバーを開業した。今年で3周年の節目を迎え、より広い店舗への移転を決意したという。店舗面積は15坪、カウンター席9席、テーブル席16席。

 移転先の店舗は、生馬さんがかつて勤務していたサウスウエストカフェが経営する別棟の予約制スペース「HANARE(ハナレ)」。マスターの小山よしおさんは「街としての価値を高めるために、毎日開けてくれる飲食店に入ってほしいと入居者を探していた。ちょうど、独立した生馬さんから移転先を探していると相談を受け、物件を紹介した。明るく気さくな人柄で若者に人気のある彼が店を出せば、客層も変わって面白いのではないか」とほほ笑む。

 生馬さんは「店の雰囲気作りを大切にしている。物件探しではなかなか自分の作りたい空間のイメージと合わなかった。この物件には入ってすぐにイメージが湧いた。完成していた店の雰囲気を少し崩し、自分なりに落ち着く空間にアレンジした」と話す。「カウンター席が増え、より多くのお客さんと一緒の時間を過ごせることがうれしい」とも。

 生馬さんのお薦めメニューは旬の果物を使ったカクテル。サウスウエストカフェで学んだ味に、生馬さんがアレンジを加えたものだという。フルーツカクテルは、全メニューアルコールなしのドリンクにも対応する。

 ドリンクメニューは、季節のフレッシュフルーツカクテル(900円~)、カクテル各種、ウイスキー各種(以上700円~)、生ビール(600円)、グラスワイン、梅酒、焼酎(以上700円)、コーヒー、紅茶各種(500円~)、チャイ、生搾りグレープフルーツジュース(以上600円)ノンアルコールカクテル各種(700円)など。チャージは300円。

 フードメニューは、トマトとベーコンの「Caravan’s PIZZA」(900円)、パスタ各種、日替わりカレー(以上900円)、自家製生チョコ、「ガトーショコラwithアイスクリーム」(以上500円)など。

 「移転前の店舗は一日30人が最多だったが、移転してすぐこの記録を超えることができた。以前よりも年齢層の高いお客さんがふらっと来店してくれるようになり、予想以上に手応えを感じている」と生馬さん。「飲食店も多いエリアなので今後は独自の味やサービスなど、自分の世界をより深めていきたい」と意気込む。

 営業時間は20時~4時。水曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース