海南市内で2月1日、「第4回紀州海南雛めぐり」が始まり、2,000体のひな人形がJR海南駅や駅前商店街に展示された。
市民に呼び掛けて寄贈されたひな人形。紀州ひな人形に限定せず募集した
同イベントは2011年に始まり、今年で4回目。JR海南駅の改札口正面に1,000体、駅前商店街と黒江の川端通りに1,000体を展示している。
初日から多くの見物客が訪れた。同駅構内の海南市物産観光センターの来場者数は、1日=約300人、2日=約400人を記録。昨年の期間中は1万1870人の来場があったという。
「海南といえば黒江の漆器と家庭用品の製造が有名。和歌山県の特産品である紀州ひな人形を連想して、このイベントを企画した」と実行委員会代表の東美智さん。ひな人形は市民から募集したところ、多くが寄贈されたという。
「このイベントをきっかけに街を歩いてほしい。ひな人形という工芸品をきっかけに、もう一度海南を再発見するきっかけになれば」とも。期間中、スタンプラリーも行う。
3月3日まで。