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和歌山・有田川町にパン店「ジママヤ」 沖縄出身店主が開業

店主・野村さんと画家まつおさんが描いたアートがある店内

店主・野村さんと画家まつおさんが描いたアートがある店内

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 和歌山・有田川町に、パン店「Jimamaya bakery (ジママヤ ベーカリー)」(有田郡有田川町天満、TEL 0737-20-2052)がオープンして3カ月がたった。

売れ筋のパン。左から「十勝食パン」「仲良しバタークリームサンド」「黒糖パン」

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 店主の野村優一さんは沖縄出身。店名は沖縄の方言で「気ままな家」という意味。野村さんが「お客さんが気軽に来られるように」と思いを込めて付けた。店舗面積は約30平方メートル。

 野村さんは子育てのため妻の出身地・有田川町に移住。パン職人の経験を生かし、2012年からパン店「ドーシェル」(海草郡紀美野町釜滝)で3年半修業し独立した。

 野村さんは「妻の実家の番地『813-1』が語呂合わせで『ハイサイ』(沖縄の方言で『こんにちは』)であることに縁を感じて、住宅を一部改装して開業した。沖縄赤瓦や琉球(りゅうきゅう)石灰石を使い、素朴な沖縄を表現した。画家のまつおさんに描いてもらった壁画は沖縄をキーワードにしたイラストがちりばめられている」と話す。

 パンは沖縄料理をヒントにしたものや、特産品を使ったものをそろえる。ココア生地のパンにクリームをはさんだ沖縄の菓子パン「なかよしパン」をイメージした「仲良しバタークリームサンド」(150円)、沖縄産の黒糖を使った「黒糖パン」(300円)などが好評だという。そのほか、「タコライス」をまねて作った「タコスサンド」(350円)、「島ベーコンエピ」「あんバター」(以上230円)、北海道十勝産の小麦を使った「十勝食パン」「ハードトースト」(以上280円)など。

 野村さんは「お客さまは近所の人が中心で、多いときで80人以上に来ていただいている。パンは味だけでなく食感も意識し、有田川では今まで売っていなかった、外は歯応えがあり中はモチモチとしたセミハードパンも焼いている。『味が違う』『食パンはそのまま食べてもおいしい』と好評だ」と話す。「開店前でもパンが焼き上がっていれば販売するのでのぞいてみてほしい」とも。

 営業時間は9時~17時。日曜・月曜定休。

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