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「和歌山市民のための和歌山観光ガイドブック」が好評-広告募り増刷検討

和歌山県立図書館では6日時点で残り20冊

和歌山県立図書館では6日時点で残り20冊

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 和歌山市伝統文化活性化実行委員会が2月21日に発行したフリーペーパー「fallin’land(フォーリンランド)」が好評で、初版1000部の配布が間もなく終了する。A5サイズ、全64ページ、制作は同委員会と銀聲舎。

編集では「余白の美」を追求したという松尾さん(エムズギャラリーにて)

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 同書は文化庁の「文化遺産を活かした地域活性化事業」の助成により刊行された。「和歌山市民のための和歌山観光ガイドブック」というサブタイトル通り、地元住民を対象に和歌山市周辺エリアの楽しみ方を提案する。

 「これまでの観光ガイドブックは城、商店街、テーマパーク、紀州てまりなど、和歌山に対する固定観念が強すぎたので、それを新しい形で提案したかった。和歌山市はとても美しく、そして深い街であることをあらためて感じていただければ」と監修を務めた銀聲舎の松尾寛さん。

 同書では、雑賀崎、和歌山城の猫、紀三井寺、和歌山市出身の松下幸之助にちなんだ場所も紹介している。写真は、紀の川市在住で「キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト2002」デジタルフォト部門ゴールド賞受賞者の西山武志さんが撮影した。

 配布場所は、和歌山県立図書館、市民図書館、市民会館、和歌の浦アートキューブ、県内のカフェなど約20カ所。市民図書館ではすでに配布を終了している。

 増刷の予定はないというが、「広告主を募集し、内容を組み替えた第2刷の発行を検討している。他の街についても作りたい」と松尾さんは意欲を見せる。増刷の必要経費は50万円を見込む。

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