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和歌山・加太で「Kisssh-Kissssssh映画祭」初開催へ-野外上映も

メーン会場となる「加太北の浜公園」

メーン会場となる「加太北の浜公園」

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 加太(かだ)で9月21日・22日の2日間、「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭」が初開催される。

自主制作映画の上映会場として利用される空き家

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 メーン会場となる「加太北の浜公園」(和歌山市加太)では、野外上映を行う。加太の空き家や自治会館では、招待作品や全国から募集した自主制作映画を上映する。

 同映画祭実行委員会代表の小川貴央さんは「自然に囲まれた場所で映画を見たいと思ったのが開催のきっかけ。海辺で波音を聞きながら映画を見られたら最高では、という思いから加太を開催場所に決めた」と話す。「映画祭をきっかけに加太の町を歩くことで、和歌山の自然の豊かさや美しい風景を再発見してほしい」とも。

 野外上映するのは、「カミハテ商店」「バグダッド・カフェ」「おとぎ話みたい」「ダンスナンバー 時をかける少女」の4作品。加太の町中では「あの娘が海辺で踊ってる」「あの娘はサブカルチャーが好き」「PRIDE」「メロディ・オブ・ファンハウス」「GREAT ROMANCE」「アナタの白子に戻り鰹」「トムソーヤーとハックルベリーフィンは死んだ」のほか、自主制作映画15作品を上映。和歌山大学教授の米山龍介さんと映画評論家の森直人さんによるトークイベントも予定する。

 地元の観光協会や漁業組合が加太の住民と連携し、地元の文化や伝統的な漁法を紹介する展示や漁船クルージング、魚介類の販売も行う。

 今後の展望について、小川さんは「今回は初の試みだが、回を重ねるごとに魅力的な映画祭にしていきたい。映画館がシネコンのみの和歌山で、商業映画以外の作品も紹介し、これまでにない映画の楽しみ方を提案していきたい」と話す。

 開催時間は10時~22時。野外上映は19時~。入場料は、1日券=3,150円、2日券=5,250円。トークイベントや展示、一部自主制作映画の鑑賞は無料。

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