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和歌山・紀の川市の直売所に「紀ノ川柿」 併設カフェで特別メニューも

収穫前にビニール袋をかぶせられた紀の川柿

収穫前にビニール袋をかぶせられた紀の川柿

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 紀の川市の「ファーマーズマーケット紀ノ川 ふうの丘直売所」(紀の川市平野、 TEL 0736-75-3173)で「紀ノ川柿」(樹上脱渋柿)の販売がピークを迎える。経営は「紀ノ川農業協同組合」(同)。

「季節のフルーツがこぼれおちるタルト」

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 「紀ノ川柿」は、紀の川流域で栽培する平核無柿を木に実った状態で脱渋したもの。収穫前の実の1つ1つに固形アルコールを入れてビニール袋をかぶせた状態で1日おき、袋の下を破って色づくまで熟成させる。室内で脱渋した柿に比べ、渋みの成分であるタンニンがゆっくりと水溶性から不溶性に変化するため、甘くてまろやかな味になるという。果肉には黒砂糖のような茶褐色の斑点が見られる。

 販売価格は1キロあたり約400円。手間がかかることから生産量は少なく、同直売所の昨年11月の販売量は約1トンと室内で脱渋した同種の柿の10分の1以下だという。

 組合長の宇田篤弘さんは「『紀ノ川柿』はさくさくした食感と甘みが特長。販売のピークは11月2週目~11月中旬。今年も平年並みに店頭に並ぶので、ぜひ召し上がっていただきたい」と話す。

 同施設内の「cafe mulino(カフェ・ムリーノ)」では『紀ノ川柿』を使った特別メニューを提供。シーズン中は、「紀ノ川柿とあんぽ柿とレインボーレッドのタルト」(ワンカット432円、要予約のホール2,592円)、「紀ノ川柿とあんぽ柿のチーズケーキ」(324円)をメニューに加える。

 営業時間は9時~17時。火曜定休(火曜日が祝日の場合は振替)。

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