和歌山・慶風高校生がビジネスコンペ初挑戦でベスト100入り 市長に笑顔で報告

尾花市長(後列中央)と慶風高校生徒たち

尾花市長(後列中央)と慶風高校生徒たち

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 和歌山・紀美野町の慶風高校(海草郡紀美野町田)の生徒が2月10日、和歌山市役所を表敬訪問し尾花正啓和歌山市長に第4回「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」でベスト100に選出されたことを報告した。

市長と歓談する生徒たち

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 同校は2003年に廃校となった旧美里町立国吉中学校跡に、2007年田原学園慶風高等ビジネス学校の校長だった田原サヨ子さんが開校した通信制高校。同校の和歌山サポート校(和歌山市秋月)でビジネスコースを選択した生徒が同コンテストに応募した。

 高校生ビジネスプラン・グランプリ(主催=日本政策金融公庫)は、活力ある日本を創り、地域を活性化するために、若者の「自ら考え行動する力」を養うことのできる起業教育を推進することが目的。全国の高校生のグループや個人が、生活や世の中の仕組みをより良いものに変えるビジネスプランや地域の課題、環境問題などの社会的問題を解決するビジネスプランを提案する。今年度は324校がエントリーし2662プランの応募があった。

 ベストプラン100に選ばれた「ジモカツ! 地元の人たちを活用したGPS機能による観光案内のマッチングアプリサービス」は、外国人旅行客や国内の個人旅行客の個々の要望に応えるために、ガイドブックに載っていない特別な情報や体験を知る地域の人を、GPS機能を使ってマッチングする観光アプリサービス。昨年12月26日に開催された地区表彰状授与式ではスライドと演劇を合わせたプレゼンテーションを披露したという。

 3年生の菅智哉くんは「地元の人ならではの観光地や食を観光客に紹介できればと思った。短い期間で案を練り上げるのが大変だった」と振り返る。「今回は案を作るだけだったが、企業と協力して実際に作っていけたら面白い」とも。

 田原校長は「初めての挑戦で教員も手探りだったが、結果が残せたことがうれしい。将来起業する生徒が、どんな工夫をすればよいかなど、考える力を身につけられれば。来年度はベスト10入りを目指して生徒たちと頑張りたい」と意欲を見せた。

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