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和歌山・ぶらくり丁で短編映画「替わり目」上映会 商店街映画祭グランプリ受賞記念で

短編映画「替わり目」監督の木川剛志准教授

短編映画「替わり目」監督の木川剛志准教授

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 ぶらくり丁商店街にあるまちなか交流スペース「みんなの学校」(和歌山市米屋町)で2月25日、「映画『替わり目』上映会&商店街映画シンポジウム」が開催される。主催はぶらくり丁商店街組合。

商店街を舞台にした短編映画「替わり目」の撮影風景

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 同作品は落語愛好家グループ「わかやま楽落(らくらく)会」と和歌山大学観光学部木川剛志准教授や学生などが共同制作。木川さんがメガホンを取り、楽落会のメンバーと学生・田倉江莉さんが出演、同大学の尾久土正己教授が撮影監督を務めた。

 1月21日に開かれた松本映画祭プロジェクト主催「第9回商店街映画祭」では、応募総数23作品、ノミネート作品8作品の中からグランプリを受賞。特別審査員賞「串田監督賞」と合わせてダブル受賞した。

 タイトルは主人公である中年落語家が作品の中で披露する落語の演目。ストーリーは、日本茶専門店で働く若い女性に恋した主人公を仲間たちが応援する友情物語だ。作中には中心市街地にある商店街・ぶらくり丁や和歌川に隣接する元寺町など和歌山の風景が登場する。

 当日は同作品のほか、商店街を舞台にした短編映画「商店ガイレンジャー」(福島県郡山市)、「案内人」(福井市)も上映する。福井市の新栄商店街で活動する宮田耕輔さんをゲストに招き、福井の商店街映画製作の手法について話を聞くほか、商店街の人と「替わり目」出演者でトークショーも行う。

 木川さんは「50歳を過ぎた大人が高座名で呼び合いながら趣味を一緒にする『楽落会』の皆さんの雰囲気がよかった。県外の人に見てほしい地方ならではのロケーションで、地元をよく知っている人たちと撮影できた。地域の人に怒鳴られながら撮影した最後の告白シーンが見どころ」と話す。「これからも和歌山に住んでいないと分からない場所で、和歌山らしい物語を撮影していきたい」とも。

 開催時間は19時~21時。参加無料。定員60人。

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