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和歌山・起業体験スクールで公開プレゼン 最優秀は「ガンプラ」カフェ

「Startup Weekend Wakayama」 参加者とスタッフ

「Startup Weekend Wakayama」 参加者とスタッフ

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 和歌山市新通のゲストハウス「RICO(リコ)」(和歌山市新通)で3月5日、体験型起業スクール「Startup Weekend Wakayama(スタートアップウィークエンドワカヤマ)」の最終プレゼンテーションが行われた。

女性参加者に「ガンプラ」作りを説明する様子

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 同講座は「新しい価値を作り出す」をテーマに3日間、ビジネスアイデアの事業化を学ぶもの。2007年に米国・コロラド州で始まり、日本各地で開催。和歌山では初開催で18人が参加した。

 参加者は初日に発表したビジネスアイデアの中から3つを選び、それぞれグループに分かれて事業計画を検討。起業家や経営・会計の専門家から事業設計を学び、選定したアイデアごとにヒアリング調査を行い、より具体的な計画を作成し発表した。最優秀賞のプラモデルカフェ「Forest Gunpra(フォレスト・ガンプラ)」のほか2案が発表された。

 「フォレスト・ガンプラ」はプラモデルを作る、「見せる」「話せる」がテーマのカフェ。工作をしたい親子や、作品を披露したいモデラー、新規顧客を開拓したい模型店を対象に、プラモデル作成のスキルアップと「ガンプラ」ファンコミュニティーを形成するスペースを提案した。

 オーガーナイザーで自らも受講した「フォレスト・ガンプラ」グループの岩倉圭介さんは「この3日間、他の参加者と知恵を出し合い、新しいプランを考えることができてとても楽しかった。こんなにガンプラ熱のある人たちと出会えた。自分なりの方法で今後もお手伝いしたい」と話す。

 他の2グループからは、県内で廃棄処分される梅酢の美容効果に着目し、女性をターゲットに飲料として小分けした「1日1本の習慣化」を提案する販売サービスや、地元ならではの「ディープな」情報を持つ人がチャットを活用して、旅行者に情報を提供するサービスを提案しプレゼンを行った。

 ファシリテーターを務めた中本卓利さんは「地方都市開催で不安があったが、15人以上が集まってくれてとても驚いた。『スタートアップウィークエンド』は体験を通して学ぶ場、コーチ陣からも必要以上のことは教えず、自分たちで考えて行動することを大切にしている。今回のプランがうまくいかなくても、別の機会で新しいことにチャレンジする精神が身につけば」と期待を込める。

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