今年の営業開始を記念したオープニングセレモニーが8月19日、和歌山・有田川町の観光ブドウ園「紀州有田巨峰村」(有田郡有田川町川口、TEL 0737-32-4484)で行われた。運営は有田落葉果樹生産組合。
有田巨峰村は、賛同した農家22戸が参加する県内最大規模の観光ブドウ園。巨峰をメインに、ピオーネや梨なども収穫でき、毎年多くの観光客が訪れる。総耕作面積は約40ヘクタール。今年は20のブドウ園で収穫が楽しめる。
オープニングセレモニーでは、太鼓演奏やよさこいソーラン節、地元金屋地区の保育園児による風船飛ばしのほか、餅まきを行い集まった人々でにぎわった。
同組合の「三木と園」園主・三木敏男さんは「今年は台風の影響もなく、天候にも恵まれたので味は最高。手袋やはさみなど収穫に必要なものは各農園で準備しているので、気軽に立ち寄ってほしい。各農園や直売所でもブドウを販売しているので、旬の味を自宅でも楽しんで」と呼び掛ける。
祖母と訪れた堺市の女子児童は「巨峰村に来たのは初めて。ブドウが甘くておいしかった」と笑顔を見せる。和歌山市から来た20代の女性は「収穫したものをその場で食べることができるので、よりおいしく感じた。ブドウ畑の下に休憩スポットがあり、収穫と試食をしながらゆっくり過ごすことができた」と話す。
開園時間は8時~18時。期間中無休。入園料は中学生以上=800円、小学生以上=600円で、350グラムのブドウが付く。9月下旬まで。