「Kisssh-Kissssssh(きしゅ~きしゅ~)映画祭2018」が9月21日~23日、和歌山市加太で開催される。
22日に野外上映される「カメラを止めるな!」(©ENBUゼミナール)
同映画祭は2013年に始まり今年で6回目。昼間は同地区の空き家や倉庫、自治会館など5会場で約20作品を上映。夜間はメイン会場の「加太北の浜公園」(通称くじら公園)で4作品を野外上映する。
21日は前夜祭として、語り部と歩く会場巡りツアーや映画雑誌「映画秘宝」の創刊号から最新号の展示、「カメラを止めるな!」の監督で、2016年に同映画祭自主制作映画部門で入選した上田慎一郎さんの「テイク8」の上映、2015年同グランプリ受賞監督・松本卓也さんのトークショーと作品上映などを行う。
22日~23日の昼の部は、海外からも応募がある200点以上から入選した10作品の「インディペンデント作品」の上映。招待作品として、田辺弁慶映画祭2017年グランプリ作品「赤色彗星倶楽部」(武井佑吏監督)、中之島映画祭2017グランプリ作品「カランコエの花」(中川駿監督)、8月11日~12日に「みさき公園」(泉南郡岬町淡輪)で開催された「星降る。動物園シネマ」入賞作品「ぱんどせる」(東海林毅監督)、「公衆電話」(松本動監督)の4作品。そのほか音楽と映画のコラボプロジェクト「MOOSIC LAB(ムージックラボ)」の作品も上映する。
夜の部では「海辺で、愛とか、恋とか、言ってみた」をテーマに4作品を上映。初日は国内外の映画祭でさまざまな賞を受けた話題作「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018審査員特別賞受賞作品「温泉しかばね芸者」(鳴瀬聖人監督)、2日目は「アイスと雨音」(松居大悟監督)、恋愛経験のない主人公のOLが2つの恋に悩み暴走する様子を描くコメディー「勝手にふるえてろ」(大九明子監督)。
実行委員長の小川貴央さんは「上田監督とこの映画祭は縁があり、またここで作品が上映できてうれしい。波の音が聞こえる野外上映のほかにも、作品中のキャストによるライブなども企画している。映画と現実が入り交じった空間を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
開催時間は、21日=15時~21時、22・23日=10時~22時30分。インディペンデント作品は鑑賞無料。1日フリーパスチケット(当日=3,000円、前売り=2,500円、ペア当日=5,500円、ペア前売り=4,500円)、単館チケット(1,000円~)などを販売する。