日本最大規模の梅林公園として知られる「南部梅林」(日高郡みなべ町、TEL 0739-74-3464)の梅が現在、七分咲きになり観光客の目を楽しませている。運営は「梅の里観梅協会」。
同園は約200ヘクタールの敷地に南高梅を栽培。山頂近くの梅公園には開花時期が異なる30種近くの梅を植え、白色や赤色、ピンクの花でにぎわう。今年は例年より遅い開花となり、2月2日に開園した。例年県内外からの約3万人が訪れ、個人旅行の訪日外国人も増加しているという。
2月14日の開花状況は約7割。週末は抹茶をふるまう「野点(のだて)」や「梅の種とばし大会」、餅投げなどを行う。週明けには満開を迎える見込み。
片山さんは「昨年はなかなか気温が上がらず一斉に開花したが、今年はばらばらに咲き始めて、日陰でも咲いている木もある。恒例のフォトコンテストでは、公園の梅や、海と公園をバックにした風景が人気だ。暖かくなってきたので、ぜひ山頂の公園まで足を運んで楽しんでほしい」と話す。
開園時間は8時~17時。入園料は、中学生以上=300円、小学生=100円。3月3日まで。