食べる

和歌山・海南で「ブルーベリー狩り」始まる スムージーの販売も

ブルーベリー畑に立つ園主の中西さん

ブルーベリー畑に立つ園主の中西さん

  • 19

  •  

 ブルーベリーの収穫体験を提供する「ブルーベリー狩り」が7月22日、中西農園(海南市大野中)で始まった。

たわわに実るブルーベリー

[広告]

 同農園は、約50アールの畑でブルーベリー、ミニトマト、トウモロコシなどを栽培。ブルーベリーは、温暖な地域に適したラビットアイ系の「オレゴン」「ティフブルー」の2種を栽培する。海南東インターチェンジに近く、和歌山マリーナシティや海南市わんぱく公園などのファミリー向け観光地にも近いことから、収穫体験の提供に注力する。

 園主の中西康介さんは、東京での営業職を経て2011(平成23)年に地元の海南に戻り、就農した。収穫体験の一つ「ブルーベリー狩り」は中西さんが企画。おいしいブルーベリーの見分け方を教えるほか、大阪や神戸など遠方からの来園者に周辺の観光案内も行う。

 ブルーベリーは併設の直売所でも販売する。価格は、1パック=400円~1,500円。贈答品(2,000円、3,800円)も用意する。

 今年は、スムージー2種類(各400円)の販売を開始。ブルーベリー150グラムと夏ミカン200グラムをそれぞれ使い提供する。トウモロコシも販売。糖度が高いうちに食べられるようにと収穫から6時間以内に直売所へ並べるという。

 中西さんは「どれも農家だから提供できるぜいたくな味。流通するブルーベリーは早摘みが多く、樹上で完熟した実は初めて食べる人が多い。まるでジャムのようだと驚く人もいる」と自信をのぞかせ、「2、3年後にはシャインマスカットでも収穫体験の提供とスムージーの販売を目指している。収穫体験や直売所が海南を訪れる新たなきっかけになれば」と意気込む。

 「ブルーベリー狩り」は1時間食べ放題で、1パックの土産付き。体験開始時刻は、平日=10時・15時、土曜・日曜=10時・13時・15時。各回5組限定。要予約。料金は、大人2,000円、小学生1,000円、幼児無料。8月中旬まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース