かつらぎ町のアウトドアショップ「Orange(オレンジ)」(かつらぎ町妙寺)が開発した調味料「ほりにし」を使う唐揚げとおにぎりが8月2日から、全国のローソン約1万4000店で販売される。
調味料の商品名は「アウトドアスパイスほりにし」(以下、ほりにし)。「ミモナ」(同)が全国に6店舗展開するアウトドア用品店オレンジで販売する。塩や粉末しょうゆに赤唐辛子、陳皮、コリアンダー、ミルポアパウダーなど20種類以上のスパイスを配合。同店マネジャーの堀西晃弘さんが、アウトドアシーンの肉料理全般に合うオールインワンスパイスを求め、5年かけて開発した。2019(平成31)年4月の発売以来、累計200万本以上を売り上げる。
ほりにしとローソンの唐揚げ商品「からあげクン」との初コラボは3月。近畿地区限定で販売したところ、発売初週に30万食を売り上げ、同商品の味付けで販売数トップになった。発売直後から「なぜ近畿だけなのか」「全国で販売してほしい」などの声がローソンに寄せられたという。
同商品を提案したローソン近畿第1営業部京都南支店長の新井健吾さんは「肉に合うほりにしでからあげクンがおいしくならないはずがないと考えた。近畿での販売ではたくさんの人がSNSで発信してくれ盛り上がった。今回の全国販売でさらにたくさんの人に喜んでもらえるのでは」と話す。
価格は5個入り=238円。近畿地区限定で「からあげクンほりにし辛口」(同)も販売する。
からあげクンに加え、新たに発売するおにぎり(149円)は、ラードでうまみを加えたガーリックライスをほりにしで味付けし、甘口の豚ミンチと一緒に炒めるチャーハンタイプ。瓶詰めのほりにし(ノーマル=842円、辛口=950円)も販売する。8月9日には、近畿地区限定で弁当「ほりにし監修 ザ・キャンプめし」(484円)も投入する。
堀西さんは「想像した通りのおいしさだった試作品からさらに試行錯誤してもらった。試作品でのインパクトはそのままに、かめばかむほどほりにしを感じる深みのある味になっていてうれしい」と話す。